FG6: 農における放射線影響

農における放射線影響フォーラムグループ

放射性物質動態・影響の分野におけるリーダーを育成します

福島第一原発事故による放射能汚染地域の大半は、農林畜水産業の場です。この被災地における農林畜水産業復興と食糧の安全確保は急務であり、本研究科は事故直後からそのための調査研究を行っています。本FGでは、最新の知見や発見に基づく教育プログラムによって、農における放射性物質の動態や影響を学びます。本FGは、即戦力となる人材のみならず、将来、リーダーとして社会貢献する人材の育成を目指します。
講義
実習
実習
公開シンポジウム
公開シンポジウム
市民見学会
平成26年度 授業
講義 農業環境における放射線影響ゼミナール(大学院)/農業環境の放射線影響(学部) 月曜日6限 (18:30-20:10) 2号館化3講義室。
授業の方法:オムニバス形式で専門分野別に講義を行う。
成績評価方法:出席およびレポートにより総合評価を行う。
教科書: 授業中において資料を配付する。一部はHPよりダウンロードできるようにする。
参考書: Agricultural Implications of the Fukushima Nuclear Accident(HPより無料でダウンロード可能:英文):
本研究科の調査研究成果をまとめた本です
実習 森林環境における放射線影響(大学院) 2014年9月22日(月)〜9月24日(水) (2泊3日)
場所:福島県伊達市霊山町上小国
内容:
  • 森林プロットにおける毎木調査(成長量調査)
  • 植物試料サンプリング(伐倒調査)
  • 動物試料サンプリング(昆虫、土壌動物等)
  • 渓流・河川水サンプリング

宿泊は福島市内。行き帰りは大学から公用車等に分乗。
詳細リンク

問い合わせ:
nobu[et]fr.a.u-tokyo.ac.jp(森林科学・大手)
uktanoi[et]mail.ecc.u-tokyo.ac.jp(RI・田野井)

業環境における放射線影響ゼミナール(大学院)/農業環境の放射線影響(学部) 日程表 (講義)
第1回
4月7日
●【ガイダンス・農学部の取り組み】放射線の基礎と身の回りの放射線、放射線の利用
中西友子 教授(農学生命科学研究科 附属放射性同位元素施設)

●【放射性物質の基礎】
広瀬 農 特任助教(農学生命科学研究科 附属放射性同位元素施設)
第2回
4月14日
●【福島第一原発事故の概要と国の対策】
小川 壮 特任教授(農学生命科学研究科 附属放射性同位元素施設)


第3回
4月21日
後日掲載します
●【リスク】食品中放射性物質のリスクと食品基準値の考え方
細野ひろみ 准教授(農学生命科学研究科 農業・資源経済専攻)
第4回
4月28日
●【土壌】セシウムの土壌への吸着機構と移動
西村 拓 教授(農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻)


第5回
5月12日
●【水田】水田生態系における放射性セシウムの動態
根本圭介 教授(農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻)


第6回
5月19日
●【作物】放射性物質の作物への移行と福島県産食品の放射性物質モニタリングの取組み
二瓶直登 准教授(農学生命科学研究科 附属放射性同位元素施設)


第7回
5月26日
●【果樹】放射性セシウムの果樹樹体内での動態
高田大輔 助教(農学生命科学研究科 附属生態調和農学機構)


第8回
6月2日
●【魚の浸透圧調節】魚におけるカリウムおよびセシウムの取込みと排出
金子豊二 教授(農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻)

●【植物のセシウム・カリウム吸収メカニズム】植物のセシウムおよびカリウムの吸収メカニズム
小林奈通子 助教(農学生命科学研究科 附属放射性同位元素施設)
第9回
6月9日
●【畜産】家畜と畜産物における放射性セシウムの動態
眞鍋 昇 教授(農学生命科学研究科 附属牧場)


第10回
6月16日
●【森林生態】森林生態系における物質循環の観点からみた放射性セシウム
大手信人 准教授(農学生命科学研究科 森林科学専攻)


第11回
6月23日
●【野生生物】農林環境における野生生物の放射線被曝と環境指標としての適性
石田 健 准教授(農学生命科学研究科 フィールド支援担当)


第12回
6月30日
●【森林土壌】森林除染の現状と森林土壌の保全
三浦 覚 特任准教授(農学生命科学研究科 附属放射性同位元素施設)


第13回
7月7日
●【地域連携】地域社会と専門家の連携、大学の役割
溝口 勝 教授(農学生命科学研究科 農学国際専攻)


第14回
7月14日
●【漁業復興】福島県の漁業に関する現状と今後の課題
八木信行 准教授 (農学生命科学研究科 農学国際専攻)


第15回
7月28日
●【水産・加工】魚類の汚染実態と加工による低減効果
潮 秀樹 教授(農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻)

●【その他・まとめ】農業への影響についてのその他の知見、総括
田野井慶太朗 准教授(農学生命科学研究科 附属放射性同位元素施設)



2014 Symposium & Events
2014.5.25 ふくしま再生の会 活動報告会
日時:2014年5月25日(火) 12:00~
場所:東京大学農学部(弥生キャンパス)1号館8番教室/弥生講堂アネックス1階セイホクギャラリー
  
2014.10.15
symposium
ふくしま再生の会 活動報告会
村民による再生の試み:実物展示と村民の報告

日時:2014年10月15日(水) 14:00~
場所:東京大学農学部 弥生講堂アネックス1階セイホクギャラリー
  
2013 Symposium & Events
2013.5.19
symposium
【公開シンポジウム】これからの飯舘を考える 飯舘出身の20歳×東京の学生
日時:2013年5月19日(日) 13:00 〜 15:00
場所:東京大学大学院農学生命科学研究科弥生アネックス1階セイホクギャラリー
  
2013.10.8
symposium
【公開シンポジウム】ふくしま再生の会 活動報告会
日時:2013年10月8日(火) 16:00~18:30
東京大学農学部(弥生キャンパス)7号館B棟231・232号室
  
2013年度 生態系特別実習
2013.6.1〜2
fieldwork
2013年6月1日(土)~2日(日)の日程で、生態系特別実習を行いました。 実施要項
福島県相馬郡飯舘村における農地の現状調査
2012.10.5〜6
field survey
2012年10月5日(金)~6日(土)の日程で、福島県相馬郡飯舘村に赴き農地の放射能汚染状況について現状調査を行いました。
【学生提出レポート(PDF, new window)】
【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】 【9】 【10】
実施要項
過去の講演会・セミナー
2012.5.1
seminar
Radioecology on the Savannah River Site: Past, Present, and Future
講演者:Dr. Olin E. Rhodes, Jr., Director and Professor
日時:2012年5月1日(土) 16:45〜18:00
教室:農学部2号館化3教室 
2012.6.1
seminar
変わりゆく環境における生命の営み~ 大震災・津波・原発事故後の自然界を予測する科学 ~
“Life in a changing world, – science to foresight the world after the disaster of earthquake, tsunami and atomic reactor breakdown”
講演者:Prof. J.C. Wingfieldなど 日時:2012年6月1日(金) 13:30 〜 17:45 教室:フードサイエンス棟 中島董一郎記念ホール
2012.12.1
symposium
アグリコクーン・農における放射線影響FG企画 “原発事故と学生~東京から考える~”
日時:2012年12月1日(土)
午前の部:11:00開始(要・事前登録・40名まで)
午後の部:13:30開始(事前登録不要)
場所:フードサイエンス棟 中島董一郎記念ホール
FG担当スタッフ
根本 圭介
生産・環境生物学
藤原 徹
応用生命化学
大手 信人
森林科学
潮 秀樹
水圏生物科学
金子 豊二
水圏生物科学
塩沢 昌
生物・環境工学
大下 誠一
生物・環境工学
西村 拓
生物・環境工学
鮫島 正浩
生物材料科学
西原 眞杉
獣医学
溝口 勝
農学国際
石田 健
生圏システム学
細野 ひろみ
農業・資源経済学
安永 円理子
生態調和農学機構
高田 大輔
生態調和農学機構
山田 利博
千葉演習林
眞鍋 昇
附属牧場
中西 友子
放射性同位元素施設
田野井 慶太朗
放射性同位元素施設
二瓶 直登
放射性同位元素施設
小林 奈通子
放射性同位元素施設
広瀬 農
放射性同位元素施設
八木信行
農学国際
小川 壮
放射性同位元素施設
三浦 覚
放射性同位元素施設
田中哲弥
附属牧場
フォーラムグループ長
中西 友子
事務局長
田野井 慶太朗