土壌中のCs動態と有機物

土壌中のCs動態と有機物

福島第一原発事故による放出された核種のうち農林水産業に最も影響を及ぼしている放射性セシウム(Cs)は、一端土壌に接すると動きにくいことが知られています。一方で、有機物が豊富な土壌では、Csが粘土鉱物に固定される前に有機物と接する機会が多く、その挙動は有機物のふるまいと関連しうることが考えられます。今回は、環境地水学研究室の西村拓先生、放射線環境工学研究室の二瓶直登先生、森林理水及び砂防工学研究室の小田智基先生の各位より土壌中のCs挙動と有機物の関係について情報提供をいただき、土壌中Cs動態について分野を超えた議論を深く掘り下げる機会を設けたいと思います。土壌を研究対象とする方のみならず、環境中の放射性Csに興味のある幅広い方の参加を歓迎します。
話題提供:
  • 西村 拓 教授(環境地水学)
  • 二瓶 直登 准教授(放射線環境工学)
  • 小田 智基 助教(森林理水及び砂防工学)
  • 事前登録不要/参加費なし

日時:2015年5月18日(月)16:00~18:00
場所:東京大学弥生キャンパス
農学部2号館2階教官会議室
アクセス:
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主催:東京大学大学院農学生命科学研究科アグリコクーン農における放射線影響FG(act92)
内容: 趣旨説明の後、西村先生、二瓶先生、小田先生より、20〜30分程度で当該テーマに関する情報提供をいただき、質疑応答および総合的議論を行います。
問合先: 田野井慶太朗 uktanoi[at]mail.ecc.u-tokyo.ac.jp (ext.28496)