
農業情報とインタオペラビリティ
農業情報システムをクラウド化しその効率的かつ効果的運用を行うためには、農業情報の相互運用性(インタオペラビリティ)の確保、即ち多様なデータを多様なシステム間で自由に流通させ、 データ資源やアプリケーション資源を最大限活用しシナジー効果を発揮させるとともに、システム開発を効率化することが、極めて重要です。そのような背景のもと、内閣官房や農水省、総務省などの主導で農業情報標準化やインタオペラビリティに関わる研究会や委員会を立ち上げ議論を展開しています。また、内閣府のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)や農水省の革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)などで実施される農業IT研究プロジェクトでもインタオペラビリティを支える基盤開発が研究の要として位置づけられています。さらに、欧州でも日本に先駆けて大型の農業IT研究プロジェクトが実施されその中でインタオペラビリティの実現が大きな目標となってきました。本シンポジウムではそのような農業情報インタオペラビリティを主題に政策や研究や開発の動向について学び、議論を高めるための場として開催いたします。
- 学生で参加希望者は細井先生にメールください。
日時: | 2015年5月13日(水)14:30~17:30 |
場所: | 東京大学弥生講堂一条ホール
〒113-8657 文京区弥生1-1-1 |
アクセス: | campus map ![]() |
コーディネーター: | 二宮正士(東京大学・生態調和農学機構) |
協賛: | 東京大学大学院農学生命科学研究科アグリコクーン農学における情報利用研究FG(act91) |
申込先: | 東京大学大学院農学生命科学研究科 生物環境情報工学研究室 細井 文樹 E-mail: ahosoi[et]mail.ecc.u-tokyo.ac.jp |
プログラム
14:30
はじめに
二宮正士
(東京大学・生態調和農学機構)
(東京大学・生態調和農学機構)
S01 14:35
インターオペラブルな情報基盤が支えるIT農業アプリケーション−日本と欧州の事例−
本多 潔
(中部大学・中部高等学術研究所)
(中部大学・中部高等学術研究所)
S02 15:20
多圃場営農管理情報の共通化に向けた取り組み
吉田智一
(農研機構・中央農研)
(農研機構・中央農研)
15:50
休憩
S03 16:10
農業オントロジーの構築
長井正彦
(東京大学空間情報科学研究センター,アジア工科大学)
(東京大学空間情報科学研究センター,アジア工科大学)
S04 16:40
農業情報流通促進戦略の展開
神成淳司
(内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室長代理 / 副政府CIO,慶應義塾大学)
(内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室長代理 / 副政府CIO,慶應義塾大学)
17:30
閉会