第30回日本農業工学会記念シンポジウム
-沿岸農地の震災復興と農業工学の新たな役割-
趣旨:
I平成23年3月11日14時46分に発生した「東北地方太平洋沖地震」による東日本大震災から3年が過ぎ、地元や関係機関などの各方面からの努力により農業農村の復旧復興が進んでいます。農業の復旧復興の中では、これを契機に、新たな競争力のある農業に 向けた多様な取り組みが行われています。これまで、農業生産と農村の基盤などに係わる農業工学分野は、これらの取り組みに積極的に支援・協力を果たしてきました。
本シンポジュームでは、これらの対応について、講演者から紹介を頂き、今後さらに農業工学が果たす役割と将来的な研究の展開方法及び本学術分野の社会貢献の方向について 議論を深めます。そして、これらの議論は、現在の日本農業の抱える多様な課題の解決に も有意義なことであると考えます。
DATE: | 平成26年5月13日(火) |
VENUE: | 東京大学弥生講堂一条ホール(入場無料) |
プログラム
13:15
開会挨拶
日本農業工学会会長 大政謙次
農業農村工学会会長 塩澤 昌(幹事学会代表、東京大学教授)
農業農村工学会会長 塩澤 昌(幹事学会代表、東京大学教授)
【講演】
13:25
沿岸農地の復興に向けた今後の課題
宮城大学食産業学部 郷古雅春
13:45
津波被災地域における水田農業の復旧・復興に向けた取り組み
農研機構東北農業研究センター 生産基盤研究領域長 大黒正
14:05
東日本大震災からの復旧・復興に向けた園芸技術と今後の課題
農研機構農村工学研究所 農地基盤工学研究領域 石井雅久
14:25
宮城県における震災被害農地の復旧からみた農村振興の課題
京都大学大学院地球環境学堂 橋本 禅
14:45
園芸作による三陸被災地の復興 -がんちゃんの三陸野菜畑の活動から-
岩手大学農学部 岡田益己
<休憩 15:05-15:15>
【総合討論】
15:15
座長:中 達雄(農研機構農村工学研究所)
16:20
閉会挨拶 日本農業工学会副会長 村瀬治比古