FG1: 食の科学2015年度

食の科学フォーラムグループ

市民・企業と、食の信頼の向上と豊かな社会の構築を目指します

食の安全・安心の確立と健康社会の構築をめぐる理論と実践を学びます。そこでは高齢社会における課題解決についても考えていきます。例年、講義・演習・実習には100名以上の学生が参加しています。またフォーラムグループの教員もメンバーになっている「食の安全研究センター」と研究と教育の連携を図ります。教育カリキュラムでは専門性と学際性を重視して、学外から講師を招いたり、官公庁や企業等で研修を行うなど、「社会との関わり」にも重点を置いています。

【ゼミナールの狙い】
  • 自分の専門以外の知識を獲得する
  • 多角的なモノの見方を学ぶ
  • 所属する専攻・課程以外の院生学生と交流する
  • 大学を越えたネットワークを形成する
  • 本教育プログラムの一部は、「活力ある超高齢社会を共創するグローバル・リーダー養成プログラム:GLAFS) http://www.glafs.u-tokyo.ac.jp/」の授業の一部に指定されています。
    食の科学最前線ゼミ
    食の科学ゼミナールⅠ
    /食の安全研究
    夏休み実地研修
    平成27年度 授業
    講義 食の科学
    ゼミナールⅠ

    (学部科目:食の安全研究)

    【成績評価】
    • 出席状況とレポート内容を総合的に評価する。
    • 講義開始30分後に出席票を配布。その時に受け取れなかった者は遅刻となり、遅刻者の出席評価は2分の1に減点される。
    • 出席票の裏面に当日の講義内容のポイントについてコメントを毎回記述すること(2行程度の簡単なもの)。記述内容によっては、出席評価が最大2分の1に減点される。
    • レポート課題は、各講師から大学院生、学部生別に一題ずつ出される。計13題の中から2題を選んで、それぞれ2000字以上のレポートを作成し、アグリコクーン産学官民連携室(農学部3号館1階105A号室)へ提出すること。
      提出期限:11月13日(金)17時【必着】
      課題ごとにプリントアウトしたレポートを別々にホチキス止めすること。それぞれのレポートの始めに必ず所属専修名、学籍番号、氏名を記すこと。
    • レポートを提出しないと未受験となる。
    ※東京大学農学部において以前に「食の安全研究」の単位を取得した場合、本授業は受講できない。
    講義(S1/A1:全13回) 【講義室】農学部1号館2階 8番講義室
    【曜日・時間】木曜日18時45分~20時30分

    演習 食の科学
    ゼミナールⅡ

    (学部科目:食の安全システム演習)
    【成績評価】
    • 実地研修も含めたゼミの出席回数で成績評価する。ただしその回数は「出席換算回数」とする。
    • ゼミに出席した場合の出席換算回数は1点。
    • 毎回ゼミ後に提出するショートレポートの内容によって出席換算回数を0.5点減点する場合がある。
    • ショートレポートを提出しないと出席換算回数は0.3回とする。
    • 講師から出される課題へのショートレポートは、授業の翌週の火曜日正午までに産学官民連携室へプリントアウトしたものを提出すること。ショートレポートは、字数制約は設けないが、課題に答えるだけの必要な字数は確保すること。
    • 実地研修の終了後に提出するレポートの内容によって出席換算回数が1点になる場合がある。
    • 出席換算回数の合計が8回未満の出席の場合は「未受験」となる。
    ※東京大学農学部において以前に「食の安全システム演習」の単位を取得した場合、本授業は受講できない。
    食の科学最前線ゼミ(S1/SP/A1:5月以降、随時開講。火曜日18:45~20:30/7号館A棟114・115号室)

    外部講師を招き、民間企業等における安全・品質管理の方針・取り組み等について講義してもらい、受講生とともに討議する。

    履修していない学生でも興味のある回にだけ参加することは歓迎します
    食の科学実地研修

    サマープログラム期間等に企業等を訪問して、安全・品質保証など各事業者の取り組みについて担当者から講義を受け、施設を見学する。

    • 各企業での研修は原則1日で終了。それぞれの研修に参加すると、夏学期・冬学期の毎週のゼミの2回ないしは3回分の出席に相当するものとしてカウント(研修内容によって換算回数が変わるが、それは募集する際に告知)
    • 詳細については、決まり次第、随時ホームページと履修学生にはMLで連絡
    • 参加には事前登録が必要。研修先によっては定員が定められる場合あり
    食の科学FG主催のワークショップ(ACTシリーズ)への出席 ワークショップの開催はアグリコクーンHPで随時告知します。
    実習
    食の科学

    ゼミナールⅢ
    (サマープログラム期間:1単位)
    【実習の進め方】農林水産省消費・安全局、厚生労働省医薬食品局において行われた食の安全・安心に関連するインターンシップ実習については、担当官の評価をもとに、単位として認める。ただし該当部局であっても、単位に認められない部署もあるので、必ず事前に産学官民連携室へ問い合わせること。
    【評価】インターンシップ終了後の学生によるレポートと研修先からの評価票により総合評価する。
    官公庁への申請(連携室経由で農学部に提出し、さらにそれを東京大学として取りまとめて申請) インターンシップを希望する学生はアグリコクーンに連絡をください。
    mail: office[at]agc.a.u-tokyo.ac.jp / ext.28882
    農林水産省 : 農学部教務課〆切(5月28日)
    厚生労働省 : 農学部教務課〆切(5月21日)
    食の科学ゼミナールⅠ(大学院)/食の安全研究(学部) 日程表(講義)
    時間: 18:45~20:30
    教室: 1号館2階8番講義室
    4月9日
    ●フードコミュニケーションと食の信頼
    中嶋 康博(農業・資源経済学)
    4月16日
    ●ライフステージに応じた食品の作用
    三坂 巧(応用生命化学専攻)
    4月23日
    ●食品病原微生物と食リスク
    関崎 勉(食の安全研究センター)
    4月30日
    ●水産食品のリスク&ベネフィット
    潮 秀樹 (水圏生物科学)
    5月14日
    ●循環器系と自律神経系機能に及ぼす食品成分の影響
    桑原正貴(獣医学専攻)
    5月21日
    ●エピジェネティック研究を基盤とした栄養の評価
    廣澤 瑞子(応用動物科学)
    5月28日
    ●農産物のポストハーベスト管理と安全性
    安永 円理子 (生態調和農学機構)
    9月10日
    ●消化管を介した食品の機能と安全性について
    小林 彰子 (食の安全研究センター)
    9月17日
    ●網羅的解析技術と食品の機能性・安全性評価
    加藤 久典(食と生命総括寄付講座)
    9月24日
    ●アンチエイジングをめざす機能性食品の評価
    阿部 啓子 (機能性食品ゲノミクス寄付講座)
    10月1日
    ●「世界のインスタントラーメン」海外のラーメンってどんなもの?
    松尾 昭英 (日清食品ホールディングス(株)常務取締役   兼 明星食品(株)代表取締役社長)
    朝倉 富子 (味覚サイエンス寄付講座)
    教室変更あり:2号館化3講義室で開催します。履修生以外の学生も歓迎します。
    10月8日
    ●ミトコンドリア機能による加齢性難聴調節機構の解明と抗老化食物質の探索
    田之倉 優 (応用生命化学)
    10月15日
    ●健康寿命延伸のための食の機能とその可能性
    佐藤 隆一郎 (応用生命化学)
    食の科学ゼミナールⅡ(大学院)/食の安全システム演習(学部)
    時間: 18:45~20:30
    教室: 7号館A棟114・115号室
    S1ターム
    A1ターム
    9月15日
    ●「牛乳 ~その品質の向上に向けた科学と技術~」
    株式会社明治 品質科学研究所長
    豊田活 氏
    9月29日
    ●「高齢社会の食と健康−食品企業の立場から−」
    株式会社明治 食品開発研究所 栄養食品開発研究部長
    鈴木靖徳 氏
    10月6日
    「健康食品の開発と研究 ~健康長寿延伸を目指して~」
    サントリーウエルネス株式会社 執行役員 健康科学研究所長
    柴田浩志 氏
    10月13日
    「食の安全・安心、お客様からの信頼獲得のための科学とその活用」
    サントリーホールディングス株式会社 品質戦略部 部長
    原田雅己 氏
    10月20日
    「食品の安全と品質保証 ~4月に施行された機能性表示食品の制度を考える~」
    日本生活協同組合連合会安全政策推進部長
    鬼武一夫 氏
    10月27日
    「食品企業における品質保証向上への取り組み ~味の素グループの事例~」
    味の素株式会社 品質保証部 グローバル戦略・企画グループ
    谷本 浩之 氏

    実地研修(SPタームに開催)

    ■海外研修派遣プログラム
    フランス・パリにあるAgroParisTech大学(学術交流協定校)を拠点に3カ月以上の研修を行う場合、渡航費・滞在費等の補助をするプログラムが始まりました。なお計画策定における受け入れ先の検討や渡航手続きについてもアグリコクーンでサポートします。大学院生だけでなく、学部生も応募できます。詳しくは産学官民連携室まで。

    2015 Symposium & Events
    2015年8月22日 東日本大震災に係る食料問題フォーラム2015 福島ワークショップ
    FG担当スタッフ
    難波 成任
    生産・環境生物学
    佐藤 隆一郎
    応用生命化学
    清水 誠
    食の安全研究センター
    三坂 巧
    応用生命化学
    山下 倫明
    水圏生物科学
    中嶋 康博
    農業・資源経済学
    正木 春彦
    応用生命工学
    廣澤 瑞子
    応用動物科学
    杉浦 勝明
    農学国際
    加藤 久典
    食と生命総括寄付講座
    細野 ひろみ
    農業・資源経済学
    関崎 勉
    食の安全研究センター
    小野寺 節
    食の安全研究センター
    八村 敏志
    食の安全研究センター
    小林 彰子
    食の安全研究センター
     
     
    フォーラムグループ長
    田之倉 優
    事務局長
    中嶋 康博

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