農学総合科目 「食の安全科学」(農学部 060100101)
生きていくためには食事は欠かせない。しかし不幸なことに時には食べ物が重篤な健康被害をもたらす。食を楽しみ健康に生きていくためには、食事はすべて安全でなければならないが、それを維持することは簡単なことではない。私たちは数多くの食べ物を囲まれて 生活している分、被害をもたらす様々な要因が潜んでいる。それらをどのように制御して安全で安心な食生活を実現するか。社会的に常に関心の高い問題である。
本講義では、フードチェーンの視角や危害要因の視点をベースにして、食の安全を守るため、技術や制度に科学、特に農学がどのように貢献しているについて学ぶ。そして食の安全問題がもつ多様性、複雑性、社会性について理解する。
本講義では、フードチェーンの視角や危害要因の視点をベースにして、食の安全を守るため、技術や制度に科学、特に農学がどのように貢献しているについて学ぶ。そして食の安全問題がもつ多様性、複雑性、社会性について理解する。
農学総合科目「食の安全科学」
A1/A2ターム:水曜日第5限(16時50分~18時35分) 農学部1号館8番講義室
※オンライン、オンデマンド配信は行いません。
成績評価方法
【成績評価方法】当科目は、すべての授業が終了した後に提出してもらうレポート2編をもとに成績評価を行います。レポートを提出しない場合は「未受験」となります。なお、毎回の授業のあとに短いエッセイを提出できるようにします。これは任意で、提出しても、しなくても結構ですが、内容によっては成績評価に加味されます。ただし、最終レポートの内容が一定以上の出来であれば、エッセイを提出していなくてもパスはします。各回のエッセイのテーマは、その回の担当教員から授業の最後に示されます。
【レポート提出】
(後日告知)
【出席エッセイ提出】エッセイ(提出は任意)
各回のエッセイは、講師から出されたテーマに答える形式で400字以内で必要にして十分な内容にまとめるように作成してください(英文の場合、フォームの入力制限以内で対応してください)。必要にして十分に記述してあれば短くても結構です。
指定されたグーグルフォームを通じて提出してください。エッセイ入力フォームのURLはUTOLの「オンライン授業情報」および「お知らせ」の欄に掲載する予定です。
各回の提出期間は、授業当日の19時00分から翌日10時00分までです。その時間帯以外にも提出できますが、グーグルの計時機能で提出時間を把握し、いかなる理由であってもこの時間帯以外のものは提出されたとはみなしません。
教科書・講義資料
教科書はありません。
講義資料は原則教室で配布しませんので、ITC-LMSに掲載されてある資料を参照してください。
(講師によってはプリントを配布する場合があるかもしれません。)
参考書
- 吉村悦郎・関崎勉編『食の安全』放送大学教育振興会、2021年
- 梅津憲治『農薬と食:安全と安心―農薬の安全性を科学として考える』ソフトサイエンス社、2003年
- 田崎晴明『「やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識』 朝日出版社 2012年
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/radbookbasic/ (左記サイトよりダウンロード可)
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/radbookbasic/ (左記サイトよりダウンロード可)
履修上の注意
出席者が教室の収容人数を超えるようであれば、一部の人には別部屋に移動してもらい、そこでパブリックビューイング方式で映写する講義で聞けるようにします。
講義スケジュール(2024年度)
第6回
11月12日
●食品病原微生物
平山 和宏 (獣医学専攻 獣医公衆衛生学)
第7回
11月19日
●遺伝子組換えとゲノム編集
有村 慎一(生産・環境生物学専攻 植物病理学)
第8回
12月3日
●魚食
山下 倫明(水圏生物科学専攻 水産化学)
第9回
12月10日
●重金属
鈴木 道生(応用生命化学専攻 分析化学)
第10回
12月17日
●家畜生産
松田 二子(獣医学専攻 獣医繁殖育種学)
第11回
12月24日
●ワンヘルス
釘田 博文 (国際獣疫事務局:OIE)
第12回
1月7日
●動物飼料
杉浦 勝明(農学国際専攻 国際動物資源科学)
第13回
1月14日
●食品を光で計測する
荒木 徹也(農学国際専攻 国際情報農学)
1月21日
●予備日










