変わりゆく環境における生命の営み ~ 大震災・津波・原発事故後の自然界を予測する科学 ~

変わりゆく環境における生命の営み ~ 大震災・津波・原発事故後の自然界を予測する科学 ~

東京大学大学院農学生命科学研究科・アグリコクーン「農における放射線影響フォーラム・グループ」 第2回セミナー変わりゆく環境における生命の営み ~ 大震災・津波・原発事故後の自然界を予測する科学 ~ 東日本大震災・津波・原発事故の影響は、人の生活や農耕地、自然生態系の全てに多大な影響と変化をもたらしつつあります。生態系サービスを持続的に享受し、未来世代に豊かな暮らしの場を引き継ぐために、過酷な影響を被りつつも福島の地に暮らし続ける野生生物と自然生態系のモニタリングを継続して実施し、生き物のおかれている状況を科学的に把握することをめざします。J.C.Wingfield教授に、野外内分泌学の見地から、気候変動などの環境変化への生物の応答や保全生物学の展望を解説していただきます。    (KI) poster(PDF) 日時:2012年6月1日(金) 13時30分~17時45分 会場:東京大学農学部・中島董一郎 記念ホール(フードサイエンス棟1階) 演者:John C. Wingfield (UC Davis, Assistant Director for Biological Sciences of the National Science Foundation) 講演: ”Organism-environment interactions in a changing world: a mechanistic approach.” 解説: 和田勝(東京医科歯科大学名誉教授)『野外内分泌学』 中西友子(東京大学・教授)『放射線生物学と当研究科の取り組み』 石田健(東京大学・准教授)『阿武隈山地の生態系と野生生物』(日本語・英語パンフレット) 主催: 東京大学大学院学生命科学研究科・アグリコクーン「農における放射線影響フォーラム・グループ」中西友子(代表) 参加費: 無料(事前登録不要)

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2012年度アグリコクーンガイダンス一覧

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平成24年度 アグリコクーン ガイダンス一覧 FG1:食の安全・安心フォーラムグループ4月5日(木)18:30 1号館2階8番講義室 FG2: 国際農業と文化フォーラムグループ4月5日(木)17:00 7号館B棟231・232号室 FG3: 農学におけるバイオマス利用研究フォーラムグループ4月6日(金)17:00 2号館化学3番講義室 FG4: 生物多様性・生態系再生フォーラムグループ4月5日(木)18:00 1号館8番講義室 FG5: 農学における情報利用研究フォーラムグループ 4月5日(木)17:307号館B棟231・232号室 アグリコクーンの活動組織:フォーラムグループ(FG) ◆食の安全・安心フォーラムグループ 市民・企業と、食の信頼の再構築を目指します 食の安全・安心をめぐる理論と実践について学びます。昨年度の講義・演習・実習には100名以上の学生が参加しました。また平成18年度に開設された「食の安全研究センター」とも連携しながら、数々の国際シンポジウムを主催・共催しています。専門性と学際性を兼ね備えた教育カリキュラムでは、学外から講師を招いたり、官公庁や企業等で研修を行うなど、「社会との関わり」にも重点を置いています。 ◆国際農業と文化フォーラムグループ 活動の場は国際的に広がります 農林水産業を、地域の文化を形成する核であると位置づけ、「生産は文化によって支えられている」というコンセプトが、当FGの活動理念です。6つのサブグループ:「土と文化」「森と文化」「水と文化」「生き物と文化」「農業技術と文化」「プロジェクト実践研修」から成り、各サブグループの活動を、大学院生が中心となって企画・運営します。 ◆農学におけるバイオマス利用研究フォーラムグループ 真の循環社会の枠組みを提案します バイオマスは、農学に関わりの深い森林・海洋・農産・畜産の現場に存在しています。生物資源の高い次元での有効利用、地球環境の保全などを視野に入れたバイオマスの利活用は、農学生命科学の研究分野の大きな使命である――当FGはこの理念にのっとり、講義と現場視察を組み合わせ、バイオマス利活用の理論と実践を学びます。 ◆生物多様性・生態系再生フォーラムグループ 環境を再生する協働活動を進めます 当FGは、2003年に21世紀COEプログラムの一環で立ち上げられた「生物多様性・生態系再生研究拠点」をベースにしています。さまざまな主体との協働プロジェクトやセミナーの開催などの実績があり、その成果を教育プログラムに還元するとともに、生物多様性とその保全に関わる学際的な新しい科学の創造を目指します。 ◆農学における情報利用研究フォーラムグループ 農学における情報利用の新たな可能性を探ります 食の安全・安心に関連するトレーサビリティ、生態系保全のための情報提供、気候変動に伴う水循環変動や食料需給の問題など、農学分野における情報利用研究は大きな可能性を秘めています。当FGは、定期的な勉強会を開催しフィールド情報の交換を促すと共に、メーリングリストを利用して参加者に関連情報を配信します。 ◆農における放射線影響フォーラムグループ 放射性物質動態・影響の分野におけるリーダーを育成します 放射能汚染地域の大半は農林畜産業の場です。被災地での農業復興と食糧の安全確保は急務であり、本研究科では事故直後から調査研究を行っています。そこで得られた最新の知見や発見に基づく教育プログラムを通じて、農における放射性物質動態・影響を学びます。本FGでは、即戦力となる人材のみならず、将来、リーダーとして社会貢献する人材の輩出を目指します(平成24年度は授業は実施しませんが、勉強会やシンポジウム等を企画しています)。

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