野生生物の放射線被曝を現地で調べる 〜 なぜ、どのように 〜
“Monitoring radiation exposure of free-living wildlife – why and how?”

speaker: ティモシー・A・ムソー Timothy A.Mousseau (U. of South Carolina)
石田 健 Ken Ishida (U. of Tokyo)
山田文雄・友澤森彦 Fumio Yamada (FFPRI) & Morihiko Tomozawa (Keio U.)
※他、現地調査をされている方に声かけしています。 Others, who visit the place
野生生物は生息環境からいろいろな影響をうけ、さまざまなストレスを受けながら生きている。福島の放射能汚染地域では、そこに放射線の影響が加わったと言える。そのような場所に生息する野生生物について現地で実態を把握することは、室内の制御された条件下での厳密な実験とは異なる結果を得ることもしばしばあると考えられる。低線量・長期の内部被曝が個体にどのように現れるのか、いくつかのしくみがチェルノブイリの汚染地帯の研究で明らかにされつつある。福島では、実際に降下した線量はチェルノブイリに比べて低いものの、事故の比較的直後から現地調査も始まっており、生態系内の詳細な放射線線量当量やその動態などについても、研究が進んでいる。なぜ、野生生物を現地で調べるのか。どのように調べたらよいのか。具体的な技術や方法論も合わせて、「なぜ」、「どのように」の2つの設問をめぐって、現場で試行を繰り返しつつデータを得てきた、3つのグループと飛び入りの参加者を交えて、情報交換と意見交換をする。
日時:平成25年11月16日(土)14:00~18:30
場所:於:東京大学農学部(弥生キャンパス)7号館B棟231・232号室
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主催:農学生命科学研究インキュベータ機構「アグリコクーン」・農における放射線影響FG
協力:春を呼ぶフォーラム
使用言語:日本語および英語、一部通訳付
その他:参加無料・事前申込不要