東日本大震災に係る食料問題フォーラム2016

東日本大震災に係る食料問題フォーラム2016

開催趣旨:
東日本大震災で引き起こされた東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故により、大量の放射性物質が環境中へ放出され、森林、土壌、水域が広範囲に汚染されました。この複合災害から5年が経過して、環境放射能レベルは確実に減少しており、安全モニタリングの普及により市場には厳しい安全規制をクリアした食品しか流通していませんが、今なお多くの問題が残っています。すなわち、安全規制をクリアした食品しか流通していないにも関わらず、消費者の中には福島県産の食料品に不安を抱く人々もいて、食料生産活動や流通の現状は未だ復興から遠いものがあります。5回目となる本フォーラムでは、食と放射線リスクコミュニュケーションを中心に、福島の復興を加速するため、この問題をいかに解決するかを考えます。
日時:平成28年7月4日(月) 13:00〜17:00
場所: 日本学術会議 6階会議室6-C
共催: 日本学術会議農学・食料科学・健康・生活科学委員会合同東日本大震災に係る食料問題分科会、農学委員会・食料科学委員会合同農業情報システム学分科会、農芸化学分科会、農学委員会農業経済学分科会、食料科学委員会水産学分科会、畜産学分科会、食の安全分科会、臨床医学委員会放射線防護・リスクマネジメント分科会
後援:日本農学アカデミー、日本水産学会、日本畜産学会、日本農業経済学会、日本農芸化学会、農業食料工学会、日本リスク研究学会、福島県立医科大学、長崎大学福島未来創造支援研究センター、東京大学大学院農学生命科学研究科アグリコクーン(act103)、北里大学海洋生命科学部、京都大学リスク研究ネットワーク
参加費・申込:参加無料/事前登録不要
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次第:
13:00〜13:10
開会の挨拶

渡部終五(日本学術会議第二部会員、北里大学海洋生命科学部特任教授)
13:10〜13:35
福島原発事故対応の現実と課題-私たちは福島から学べたのか
長谷川 有史(福島県立医科大学医学部教授)
13:35〜14:00
長崎大学川内村拠点における放射線健康リスクコミュニケーションの活動
折田 真紀子(長崎大学原爆後障害医療研究所助教)
14:00〜14:25
放射性物質の健康リスク:市民の知覚とリスクコミュニケーションの可能性
新山 陽子(日本学術会議連携会員、京都大学大学院農学研究科教授)
14:25〜14:35 休憩
14:35〜15:00
放射性物質に対する食と農をめぐる消費者意識
安永 円理子(東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)
15:00〜15:25
市民と食品中の放射性物質問題への取組
鬼武 一夫(日本生活協同組合連合会品質保証本部安全政策推進部長)
15:25〜15:50
地域社会と経済の復興過程


八木 信行(本学術会議特任連携会員、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)
15:50〜16:50
総合討論


司会:中嶋 康博(日本学術会議連携会員、東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
16:50〜17:00
閉会の挨拶

澁澤栄(日本学術会議第二部会員、東京農工大学大学院農学研究院教授)

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