水圏バイオマスを利用した新規事業創出の課題と展望 ~微細藻類はCO2削減に貢献できるか~

バイオマス利用研究フォーラムグループ > バイオマス利用研究特論ⅠⅠ

日時:2023年5月26日(金)16:50〜18:35
教室:1号館7番講義室

「水圏バイオマスを利用した新規事業創出の課題と展望
~微細藻類はCO2削減に貢献できるか~」

講義:
松本 光史 氏
(株式会社クボタ グローバル技術研究所 次世代技術研究ユニット 次世代研究第三部 バイオチーム)

コーディーター:
岡田 茂 准教授
(水圏生物科学専攻 水圏天然物化学研究室)


微細藻は脂肪酸や生物活性化合物、水素、多糖類など様々な有用物質を光合成でつくることができます。脂質を多く含む微細藻から代替燃料を作ることで炭素排出削減に貢献することも期待されています。微細藻類由来のグリーンオイル生産によって温室効果ガス排出削減を達成するには、経済性をクリアしつつ、低エネルギー、低CO2排出型の培養・生産プロセスを確立することが必要です。また、微細藻はカーボンリサイクルの手段としても注目されており、微細藻自体の生産性を高める研究開発も進んでいます。
様々なポテンシャルを秘めた微細藻を新規事業創出につなげるにはどんな課題があるのか、一緒に考えましょう。