農業環境における水中のセシウム挙動

農業環境における水中のセシウム挙動

福島第一原発事故による放出された核種のうち農林水産業に最も影響を及ぼしている放射性セシウム(Cs)は、森林、農耕地へ降下し、用水、河川等へ移行することが知られています。流域内における放射性Csの挙動は、被災地の農家が懸念する課題であり、農業復興には欠かせない課題となっています。
今回は、原発事故後、精力的に水中のCs挙動について研究されてきている東北農業研究センターの申先生、国立環境研究所の辻先生、新潟大学の吉川先生をお招きし、水中のCs挙動について分析法や最新の研究成果について情報提供をしていただき、分野を超えた議論を深く掘り下げる機会を設けたいと思います。
環境中の放射性Csの挙動に興味のある幅広い方の参加を歓迎します。
話題提供:
  • 開催趣旨説明
    二瓶 直登(放射性同位元素施設)
  • 水田を介した放射性セシウムの動態
    吉川 夏樹(新潟大学)
  • 環境水中の放射性セシウム分析の前処理手法
    申 文浩(東北農業研究センター)
  • 福島県内のダム湖・森林河川における水中放射性セシウム動態
    辻 英樹(国立環境研究所)
  • 事前登録不要/参加費なし

日時:2016年8月25日(木)15:00~17:30
場所:東京大学弥生キャンパス
農学部2号館1階化3講義室(予定)
アクセス:
campus map

主催:東京大学大学院農学生命科学研究科アグリコクーン農における放射線影響FG(act104)
内容: 趣旨説明の後、申先生、辻先生、吉川先生より、30分程度で当該テーマに関する情報提供をいただき、質疑応答および総合的議論を行います。
問合先: 二瓶直登 anaoto[at]mail.ecc.u-tokyo.ac.jp (ext.27882)