第12回バイオマス科学会議
開催趣旨:
2015年末に開催された気候変動枠組条約第21回締結国会議(COP21)では,2020年以降の温暖化対策の国際枠組みである「パリ協定」が採択され,産業革命以前からの世界の平均気温の上昇を2度よりも十分低く保つとともに,これを1.5度に制限する努力を追求することが求められています。これに対して,我が国でも,2030年までに2013年度比で温室効果ガス排出量を26%削減することを目標とすることが掲げています。このような中で,バイオマス利活用のさらなる拡大が期待されます。
第12回バイオマス科学会議では,大きく変化する国内外の社会情勢の中で,環境,経済,社会に貢献できるバイオマス利活用の推進に対して,今後,導入すべき技術やシステムは何か,また,その社会実装に向けて解決すべき課題について,この分野を支えてきた重鎮の先生方をお招きして,その展望をお聞きするとともに,これからを支える気鋭の研究者にも大いに議論を深めていただく場としたいと思っております。また,東京湾岸地帯の関連施設をめぐる魅力的なテクニカルツアーも企画します。
バイオマス研究者や関係各位には,是非とも,多数のご参集をいただきたくご案内いたします。
日時: | 2017年1月18日(水)〜19日(木) |
場所: | 東京大学弥生講堂一条ホール
〒113-8657 文京区弥生1-1-1 |
アクセス: | campus map |
主催 | 日本エネルギー学会 バイオマス部会 |
協賛: | アルコール協会、エネルギー・資源学会、化学工学会、紙パルプ技術協会、環境経済・政策学会、触媒学会、新エネルギー財団、森林バイオマス利用学会、森林利用学会、石油学会、日本ガス協会、日本機械学会、日本下水道r協会、日本森林学会、日本太陽エネルギー学会、日本木材加工技術協会、日本木材学会、日本有機資源協会、農業農村工学会、バイオインダストリー協会、バイオマス利用研究会、廃棄物資源循環学会、木質バイオマス利用研究会 |
後援: | 東京大学大学院農学生命科学研究科(act108) |
参加費: | ●会議参加費:会員10,000円(不課税),シニア会員・学生会員7,000円(不課税),協賛団体会員12,000円(消費税込), 非会員15,000 円(バイオマス部会員は12,000円)(消費税込),非会員学生7,000円(消費税込) ※本研究科の学生は参加費の助成があります.詳しくはアグリコクーン産学官民連携室まで ●交流会参加費:一般6,000円(消費税込),シニア会員・学生3,000円(消費税込) ●テクニカルツアー参加費:2,000円(消費税込) |
プログラム: | プログラムダウンロード |
公式url: | http://www.jie.or.jp/2017/bio/ |
The 12th Conference on Biomass Science, Wednesday(1/18)
Time
Session
Chairperson
8:30
開場、受付(8:45〜)
9:15-9:20
開会挨拶
9:20-10:55
口頭セッション1:バイオマスのガス化
小井土賢二(福島大学)
9:20-9:34
40kW 小規模パッケージ型木質バイオマスガス化装置の導入の実際
(Volter Japan)○福士健太郎,渡邊寛
9:34-9:48
超臨界水ガス化技術による焼酎残渣のDSS 60h ガス化試験
(中国電力)○和田泰孝,中村昭史,尾山圭二,大内優,谷川博 昭,(広島大)松村幸彦,(復建調査設計)井上陽仁,(中電プラント)川井良文,(東洋高圧)野口琢史
9:48-10:02
バイオマスガス化水素精製を目途としたtwo-step PSAにおける非定常モデル解析
(東京理科大)○永石平,近藤頌大,黒田祥平,堂脇清志,(ジャパンブルーエナジー)亀山光男
10:16-10:30
スギの低温改質/炭化時に副生するタールからの高付加価値物質回収の試み
(産総研)○小木知子,中西正和
10:30-10:55
総合討論
10:55-11:05
休憩
11:05-11:40
ポスターアピールタイム(奇数番号)(ポスター発表の内容を1件40秒程度,口頭発表形式にてアピール)
11:40-12:15
昼休み
12:15-13:35
ポスターアピールタイム(奇数番号)
13:35-13:45
休憩
13:45-15:20
口頭セッション2:木質バイオマスのエネルギー利用
柳田高志(森林総研)
13:45-13:59
日本の木質資源の収集の課題と可能性
(東京大)○仁多見俊夫,(DW)近藤良平,(FTS)伊東雄生
13:59-14:13
地域のエネルギー需要分布を考慮した木質バイオマス供給システムの設計
(東北大)○古林敬顕,中田俊彦
14:13-14:27
木質バイオマスと石炭との混焼発電によるBECCSの成立条件の検討
(信州大)高橋伸英
14:27-14:41
木質バイオマス発電のFIT制度下における現状と課題ー第3報ー
(中外炉工業)○笹内謙一
14:41-14:55
地域での木質とバイオガス導入事業例
(サステナジー)○山口勝洋
14:55-15:20
総合討論
15:20-15:30
休憩
15:30-17:30
「バイオマス利活用の推進で次世代を築く」
- 特別講演「プラチナ社会に向けたイノベーション ―バイオマス利活用と低炭素社会―」
小宮山 宏(三菱総合研究所理事長/東京大学元総長)
- パネラーによるスピーチ「バイオマス利用のこれまでと今後」
山地 憲治((公財)地球環境産業技術研究機構 理事・研究所長/東京大学 名誉教授)
坂西 欣也((国研)産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所・所長代理)
-
パネル討論
小宮山 宏,山地 憲治,坂西 欣也
(コーディネータ)鮫島 正浩(東京大学教授/日本エネルギー学会バイオマス部会長)
18:00-20:00
交流会(東京大学・山上会館)
The 12th Conference on Biomass Science, Wednesday(1/18)
Time
Session
Chairperson
8:30
開場、受付(8:45〜)
9:15-9:20
開会挨拶
9:20-10:55
口頭セッション1:バイオマスのガス化
小井土賢二(福島大学)
9:20-9:34
40kW 小規模パッケージ型木質バイオマスガス化装置の導入の実際
(Volter Japan)○福士健太郎,渡邊寛
9:34-9:48
超臨界水ガス化技術による焼酎残渣のDSS 60h ガス化試験
(中国電力)○和田泰孝,中村昭史,尾山圭二,大内優,谷川博 昭,(広島大)松村幸彦,(復建調査設計)井上陽仁,(中電プラント)川井良文,(東洋高圧)野口琢史
9:48-10:02
バイオマスガス化水素精製を目途としたtwo-step PSAにおける非定常モデル解析
(東京理科大)○永石平,近藤頌大,黒田祥平,堂脇清志,(ジャパンブルーエナジー)亀山光男
10:16-10:30
スギの低温改質/炭化時に副生するタールからの高付加価値物質回収の試み
(産総研)○小木知子,中西正和
10:30-10:55
総合討論
10:55-11:05
休憩
11:05-11:40
ポスターアピールタイム(奇数番号)(ポスター発表の内容を1件40秒程度,口頭発表形式にてアピール)
11:40-12:15
昼休み
12:15-13:35
ポスターアピールタイム(奇数番号)
13:35-13:45
休憩
13:45-15:20
口頭セッション2:木質バイオマスのエネルギー利用
柳田高志(森林総研)
13:45-13:59
日本の木質資源の収集の課題と可能性
(東京大)○仁多見俊夫,(DW)近藤良平,(FTS)伊東雄生
13:59-14:13
地域のエネルギー需要分布を考慮した木質バイオマス供給システムの設計
(東北大)○古林敬顕,中田俊彦
14:13-14:27
木質バイオマスと石炭との混焼発電によるBECCSの成立条件の検討
(信州大)高橋伸英
14:27-14:41
木質バイオマス発電のFIT制度下における現状と課題ー第3報ー
(中外炉工業)○笹内謙一
14:41-14:55
地域での木質とバイオガス導入事業例
(サステナジー)○山口勝洋
14:55-15:20
総合討論
15:20-15:30
休憩
15:30-17:30
「バイオマス利活用の推進で次世代を築く」
- 特別講演「プラチナ社会に向けたイノベーション ―バイオマス利活用と低炭素社会―」
小宮山 宏(三菱総合研究所理事長/東京大学元総長) - パネラーによるスピーチ「バイオマス利用のこれまでと今後」
山地 憲治((公財)地球環境産業技術研究機構 理事・研究所長/東京大学 名誉教授)
坂西 欣也((国研)産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所・所長代理) -
パネル討論
小宮山 宏,山地 憲治,坂西 欣也
(コーディネータ)鮫島 正浩(東京大学教授/日本エネルギー学会バイオマス部会長)
18:00-20:00
交流会(東京大学・山上会館)
The 12th Conference on Biomass Science, Thursday(1/19)
Time
Session
Chairperson
8:30
開場、受付
9:00-10:35
口頭セッション3:様々なバイオマス資源
松村幸彦(広島大学)
9:00-9:14
パーム油の均一相トランスエステル化反応(KOH触媒) に及ぼす共溶媒タイプの効果
(ペトロナス工科大)○上村芳三,Fon Yee Han,Tien Thanh Nguyen,Thanh Hoai Trinh
9:14-9:28
籾殻燃焼による熱利用と燻炭利用の経済性評価
(筑波大)○安久絵里子,岩井一馬,野口良造
9:28-9:42
バイオ燃料資源として有望な微細藻Botryococcus brauniiにおけるテルペン系炭化水素の生合成および代謝
(東京大)○岡田 茂
9:42-9:56
微細藻類の最適培養法の検討
○濱崎彰弘
9:56-10:10
安定同位体標識を用いた高速成長性海藻バイオマスの炭素固定機構の解析
(東京工業大)○椿俊太郎,(高知大)平岡雅規,(京都大)西村裕 志
10:10-10:35
総合討論
10:35-10:45
休憩
10:45-11:20
ポスターアピールタイム(偶数番号)(ポスター発表の内容を1件40秒程度,口頭発表形式にてアピール)
11:20-12:40
ポスターセッション(偶数番号)
12:40-13:15
昼休み
13:15-14:50
口頭セッション4:草本バイオマスの利用
秀野晃大(愛媛大学)
13:15-13:29
稲わらの収集と酵素糖化原料としての利用
(東京大)○長谷川文生,海津裕,芋生憲司
13:29-13:43
草本エネルギー作物エリアンサスの品種および種苗供給体制の確立
(農研機構)○我有満,上床修弘,(国際農研)寺島義文,(アサヒグループホールディングス)杉本 明
13:43-13:57
セルロース系バイオマス糖化に資する新規酵素の探索と機能改変
(産総研)○矢追克郎,松沢智彦,渡邊真宏
13:57-14:11
統合型バイオエタノール生産プロセスの構築に資する改良型酵母細胞表層提示用遺伝子カセットの開発
(神戸大)○猪熊健太郎,蓮沼誠久,近藤昭彦
14:11-14:25
農工横断的解析による原料糖・エタノール複合生産システムの強化
(東京大)◯大内田弘太朗,大久保達也,菊池康紀
14:25-14:50
総合討論
14:50-15:00
休憩
15:00-16:35
口頭セッション5:バイオマスリファイナリー
椿 俊太郎(東京工業大学)
15:00-15:14
ゆめたけバレー南関における竹を活用したカスケードモデル
(バンブーマテリアル)○三村和寿,岡田久幸,(バンブーフロンティア)宮崎龍一,(バンブーエナジー)山田浩之
15:14-15:28
セルロースからC3,C4 軽質炭化水素への直接転換に高活性を示す触媒開発
(早稲田大)○関根輝,奥野雄太郎,(高知大)恩田歩武,(早稲田大)小河脩平,関根泰
15:28-15:42
バイオマス由来糖類の構造特性に立脚したファインケミカル合成
(東京工業大)○山口渉,松尾壮晃,本倉健,宮地輝光,馬場俊 秀
15:42-15:56
セルロースナノファイバーによるマテリアル利用
(東京大)○磯貝明
15:56-16:10
竹繊維による新緑化資材及び空中窒素固定菌誘導工法の開発
(金澤バイオ研究所)○金澤晋二郎,(R100ソイル工法研究会)杉本晃
16:10-16:35
総合討論
16:40-17:00
表彰式、閉会式
The 12th Conference on Biomass Science, Thursday(1/19)
Time
Session
Chairperson
8:30
開場、受付
9:00-10:35
口頭セッション3:様々なバイオマス資源
松村幸彦(広島大学)
9:00-9:14
パーム油の均一相トランスエステル化反応(KOH触媒) に及ぼす共溶媒タイプの効果
(ペトロナス工科大)○上村芳三,Fon Yee Han,Tien Thanh Nguyen,Thanh Hoai Trinh
9:14-9:28
籾殻燃焼による熱利用と燻炭利用の経済性評価
(筑波大)○安久絵里子,岩井一馬,野口良造
9:28-9:42
バイオ燃料資源として有望な微細藻Botryococcus brauniiにおけるテルペン系炭化水素の生合成および代謝
(東京大)○岡田 茂
9:42-9:56
微細藻類の最適培養法の検討
○濱崎彰弘
9:56-10:10
安定同位体標識を用いた高速成長性海藻バイオマスの炭素固定機構の解析
(東京工業大)○椿俊太郎,(高知大)平岡雅規,(京都大)西村裕 志
10:10-10:35
総合討論
10:35-10:45
休憩
10:45-11:20
ポスターアピールタイム(偶数番号)(ポスター発表の内容を1件40秒程度,口頭発表形式にてアピール)
11:20-12:40
ポスターセッション(偶数番号)
12:40-13:15
昼休み
13:15-14:50
口頭セッション4:草本バイオマスの利用
秀野晃大(愛媛大学)
13:15-13:29
稲わらの収集と酵素糖化原料としての利用
(東京大)○長谷川文生,海津裕,芋生憲司
13:29-13:43
草本エネルギー作物エリアンサスの品種および種苗供給体制の確立
(農研機構)○我有満,上床修弘,(国際農研)寺島義文,(アサヒグループホールディングス)杉本 明
13:43-13:57
セルロース系バイオマス糖化に資する新規酵素の探索と機能改変
(産総研)○矢追克郎,松沢智彦,渡邊真宏
13:57-14:11
統合型バイオエタノール生産プロセスの構築に資する改良型酵母細胞表層提示用遺伝子カセットの開発
(神戸大)○猪熊健太郎,蓮沼誠久,近藤昭彦
14:11-14:25
農工横断的解析による原料糖・エタノール複合生産システムの強化
(東京大)◯大内田弘太朗,大久保達也,菊池康紀
14:25-14:50
総合討論
14:50-15:00
休憩
15:00-16:35
口頭セッション5:バイオマスリファイナリー
椿 俊太郎(東京工業大学)
15:00-15:14
ゆめたけバレー南関における竹を活用したカスケードモデル
(バンブーマテリアル)○三村和寿,岡田久幸,(バンブーフロンティア)宮崎龍一,(バンブーエナジー)山田浩之
15:14-15:28
セルロースからC3,C4 軽質炭化水素への直接転換に高活性を示す触媒開発
(早稲田大)○関根輝,奥野雄太郎,(高知大)恩田歩武,(早稲田大)小河脩平,関根泰
15:28-15:42
バイオマス由来糖類の構造特性に立脚したファインケミカル合成
(東京工業大)○山口渉,松尾壮晃,本倉健,宮地輝光,馬場俊 秀
15:42-15:56
セルロースナノファイバーによるマテリアル利用
(東京大)○磯貝明
15:56-16:10
竹繊維による新緑化資材及び空中窒素固定菌誘導工法の開発
(金澤バイオ研究所)○金澤晋二郎,(R100ソイル工法研究会)杉本晃
16:10-16:35
総合討論
16:40-17:00
表彰式、閉会式