組織の目的

AGRI-COCOONが目指す教育・研究プログラムの概要

新しい農学生命科学研究・教育を支援するアグリコクーン

機構長 丹下 健 研究科長

本プログラムは、独創的な研究を自ら持続的に進めることのできる自立した研究者の養成を目的としている。
すなわち、

情報を収集する能力
自ら問題を発見する能力
コミュニケーション能力
学際的な知識の収集とそれらを統合的に組み合わせていく能力
等を向上させて、研究における創造性の豊かさに結びつけていこうとするものである。
現代の研究者は、特に応用研究分野で国際的研究動向を踏まえつつ、社会のニーズに敏感で、そのニーズを研究シーズに転化させるだけの研究企画力が求められている。そのためには、研究課題を相対化できる社会的な視角も必要である。
今後、複雑な課題に多角的に挑戦すべき場面がますます増えてくるであろう。
一方、研究内容の高度化によって、専門化はますます進む。
高い専門性と広い学際性のバランスをとりながらいかに研究を進めるのか。
そのような研究能力を磨くには、本人の努力と同時に研究科のサポートが求められている。

アグリコクーン(AGRI-COCOON)は産学官民連携型農学生命科学研究インキュベータ機構の愛称です。

東京大学大学院・農学生命科学研究科は、多彩な研究者が集う総合科学の場を提供してきた。 また内外の大学・研究機関、企業や民間の研究所と広範なネットワークを築いている。
この研究資源を研究科全体に開放し、それによる相乗効果によって、さらなる研究資源の蓄積にドライブをかけていくことは、本プログラムのもう一つの目的である。学際的な研究交流はこれまでにない研究面でのアイデアを得る絶好の機会を提供するであろう。 農学は旧来の研究アリーナにとどまることなく、新たな生命科学、情報科学、環境科学、社会科学の共通の活動の場になりうる。
このプログラムによって、農学に共通する「農学の知」を構築し、相互の対話手段のための農学研究教育プロトコールを開発すること、すなわち農学にかかわる専門領域の相互理解のための共通の知識と対話を進めるためのプラットフォームを制度化していくことをめざしていく。