情報分野から見た農業情報学

情報分野から見た農業情報学

 近年、農業分野の研究においても、情報技術を活用することが当たり前になってきている。このため、農業分野の研究者も情報技術を使いこなすことが求められ、実際に一部の研究者は高度な情報技術を使いこなすようになっているが、広く活用されているとまでは言えない状況である。
 一方、情報技術は「道具」であることから、情報技術を道具として活用する場を求める情報分野の研究者も多い。例えば、金融、医療、自動車などの様々な分野で情報分野の研究者がすでに活躍している。この流れで、農業を含む一次産業にも熱い視線が注がれているが、実際に農業分野の研究を始めようと思うと、さまざまなハードルが待ち構えている。
 そこで、本シンポジウムでは、情報分野出身で農業分野の研究を行っている3名の講師に、これまでの研究紹介のほかに、農業分野の研究を始めたきっかけや理由、農業分野の研究を進める際に戸惑ったこと、農業分野の研究の魅力と課題について話題提供してもらう。これらについて農業分野の研究者と共有し、議論することよって、両分野の連携を促進することを目指す。

  • 学生は学会への入会費用と合わせて1,000円で参加できます。この機会にお申し込みください。
日時:2022年5月21日(土)16:00~18:00
場所:オンライン開催
協賛:東京大学大学院農学生命科学研究科アグリコクーン農学における情報利用研究FG(act137)
問合先:東京大学大学院農学生命科学研究科 生物環境情報工学研究室
細井 文樹
E-mail: ahosoi[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp
申込先:2022年度年次大会公式サイト
登壇者
「高度道路交通システムからスマート農業、私が理解する農業情報学」

郭威(東京大学)
「農業は情報の『応用』か?:農業分野から新しい情報技術を生み出す」
大倉史生(大阪大学)
「情報科学者による農学分野応用での挫折を経て」
峰野博史(静岡大学)
コーディネーター:有田大作(長崎県立大学) 二宮正士(東京大学)