農業×FAB

農業×FAB

コーディネーター:平藤雅之(農研機構/筑波大学)
農業においては現場の環境や作物・品種などの違いに応じて、計測・制御機器、農業機械等のカスタマイズやちょっとした道具の制作が必要になることがしばしばあります。ところが、メーカーにこのようなオーダーをしても単品ではなかなか応じてくれないことが多く、応じてくれた場合でも多額のコストがかかります。しかも納品までには時間がかかるため、すぐには使えません。 近年、3Dプリンタなどのデジタルファブリケーション及びArduino等オープンソース技術の急速な進展によって、センサデバイス、IoT機器、農業機械などの自作(パーソナルファブリケーション)や低コスト少量多品種生産が可能になって来ました。ICTの進歩がついに職人や大企業の独壇場であった「ものづくり」の世界にまで及んできたわけです。これは世界同時多発的に進行しており、FAB社会の到来は農業及び農業情報研究にも大きな影響をもたらすことが予想されます。本シンポジウムではその現状と未来を考えてみたいと思います。

  • 学生で参加希望者は細井先生にメールください。
日時:2016年5月18日(水)14:30~17:30
場所:東京大学弥生講堂一条ホール
〒113-8657 文京区弥生1-1-1
アクセス:
campus map
コーディネーター:平藤雅之(農研機構/筑波大学)
協賛:東京大学大学院農学生命科学研究科アグリコクーン農学における情報利用研究FG(act102)
申込先:東京大学大学院農学生命科学研究科 生物環境情報工学研究室
細井 文樹
E-mail: ahosoi[et]mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
プログラム
14:30
はじめに

平藤雅之
(農研機構/筑波大学)
14:40
基調講演「ファブ地球社会の展望」

田中浩也
(慶応大学)
15:40
「FAB×農業」

濱田安之(農業情報設計社)/
佐藤賢一(ファブラボとかち協議会)
16:10
休憩  
16:20
「コネクティブファブリケーションによるアグリガジェットの開発」
小林一樹
(信州大)
16:50
「3Dプリンタで種子選別機を作ってみた」
若林勝史
(農研機構)
17:10
パネルディスカッション