東日本大震災に係る食料問題フォーラム2019

東日本大震災に係る食料問題フォーラム2019

開催趣旨:
東日本大震災によって引き起こされた東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故により、福島県を中心に大量の放射性物質が環境中へ放出され、食料資源の生産現場にも大きな被害をもたらした。この事故からすでに8年が経過し、福島産の農林水産物についても安全モニタリングの普及や自主検査などにより、市場には厳しい安全規制をクリアした食品しか流通していないが、消費者は福島県産の食品に未だ不安を抱いている。そこで本フォーラムでは、事故からの8年を振り返り、いかにして福島県産の食品の安全性を消費者に理解してもらうことができるのか、農林水産業の現場における活動および食品の流通から食卓までの安全の取り組みを議論し、福島県農林水産業復興の加速に資することを目指す。
日時:令和元年11月30日(土) 13:00〜17:00
場所:福島大学 L4教室(福島県福島市金谷川1番地)
主催:日本学術会議農学委員会・食料科学委員会合同東日本大震災に係る食料問題分科会、国立大学法人福島大学
後援:日本農学アカデミー、公益社団法人日本水産学会、公益社団法人日本畜産学会、日本農業経済学会、公益社団法人日本農芸化学会、農業食料工学会、公立大学法人福島県立医科大学、国立大学法人長崎大学福島未来創造支援研究センター、国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科アグリコクーン(act129)、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構、福島県、GAP普及推進機構
参加費・申込:参加無料/事前登録不要
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次第:
司会:西澤 直子(日本学術会議連携会員、石川県立大学学長)
13:00〜13:20
開会挨拶
澁澤 栄
(日本学術会議第二部会員、東京農工大学大学院農学研究院教授)
生源寺 眞一
(日本学術会議連携会員、福島大学食農学類教授・学類長)
13:20〜14:00
発災から8年余りを振り返る:
福島大学うつくしまふくしま未来支援センターの取り組み
初澤 敏生
(福島大学人間発達文化学類教授、うつくしまふくしま未来支援センター長)
飯舘村で「までいの心」を綴る
杉岡 誠
(飯舘村復興対策課農政第一係長)
14:00〜15:00
水農林漁業復興の現場から:
福島の農業再生における課題・成果・展望
石井 秀樹
(福島大学食農学類准教授)
森林の放射性セシウムの動態と生態学的経済再生
金子 信博
(福島大学食農学類教授・評議員)
魚類の放射能汚染の現状と漁業復興への課題
和田 敏裕
(福島大学環境放射能研究所准教授)
15:00〜15:40
流通から食卓まで:
食の安全安心確保とふくしまの今!
菅野 孝志
(福島県農業協同組合中央会会長)
原発事故後の放射性物質の現状と対応~生産現場から食卓まで~
八戸 真弓
(農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門ユニット長)
15:40〜16:10 休憩および関連研究成果の展示
16:10〜16:50
総合討論
初澤 敏生/杉岡 誠/石井 秀樹/金子 信博/和田 敏裕/菅野 孝志/八戸 真弓
司会:中嶋 康博
(日本学術会議連携会員、東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
16:50〜17:00
閉会の挨拶
眞鍋 昇(日本学術会議第二部会員、大阪国際大学学長補佐・人間科学部教授)

お問い合わせ先
  • 東京大学農学生命科学研究科アグリコクーン産学官民連携室
    e-mail: office[at]agc.a.u-tokyo.ac.jp
  • tel: 03-5841-8882 fax: 03-5841-8883
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