シンポジウム
東日本大震災に係る食料問題フォーラム
平成23年3月11日に東北太平洋沖で発生した大地震は巨大津波の襲来をもたらした。この巨大津波の直撃を受けた東京電力福島第一原子力発電所は全電源喪失の事態に陥り、大量の放射能を広範囲に拡散させた。この漏出した放射能は森林、土壌、水域を汚染し、そこから生産される食料資源を汚染する結果となった。このような状況下,農林水産業においては安全な食料の供給が求められている一方、生産活動にも大きな制限が課せられており、生産者および関連するコミュニティーには大きな問題となっている。そこで、本フォーラムでは、食料生産現場の放射能汚染の現状を踏まえながら、生産再開までの道のりとその後の課題について、実際の生産者や事業者を交えながら議論する。